スペイン旅行やレストランでよく目にする「Tapas(タパス)」。
でも実際に、「タパスって料理の名前?スタイル?おつまみ?」と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、タパスとは何か、その歴史・種類・楽しみ方について、スペイン文化とあわせてわかりやすく解説します。
タパスとは?一言でいうと…
タパス(Tapas)とは、スペイン特有の小皿料理のこと。
前菜でもおつまみでもあり、複数の料理を少しずつ楽しめるのが特徴です。
日本でいう「居酒屋の小鉢料理」や「おばんざい」に近いイメージで、友達とシェアしながら食べるのが一般的です。

タパスの歴史:そもそも何で「ふた」?
「Tapa(単数形)」はスペイン語で「ふた」という意味。
昔、グラスの中にホコリや虫が入らないように、パンやハムでふたをしていたのが始まりだと言われています。
この“ふた”がいつしかそのままつまみに変化し、「飲み物を頼むと一品ついてくる文化」へと発展していきました。
🍳 タパスの種類はどんなものがある?
タパスは本当に多彩!代表的なものをいくつか紹介します。
- Tortilla Española(トルティージャ)
スペイン風オムレツ。ジャガイモと玉ねぎ入りが定番。
私、MANAMIの大好物です。 - Patatas Bravas(パタタス・ブラバス)
フライドポテトにピリ辛ソースをかけた人気メニュー。 - Jamón Ibérico(ハモン・イベリコ)
イベリコ豚の生ハム。お酒との相性抜群。 - Aceitunas(アセイトゥナス)
オリーブ。シンプルだけど味わい深い定番おつまみ。 - Boquerones(ボケロネス)
酢漬けのイワシ。さっぱりしていてワインに合う!
地方によっても内容が変わるので、旅先ごとの「ご当地タパス」を楽しむのも醍醐味です。

タパスの楽しみ方:バル巡りをしよう!
スペインでは「タパス巡り(Ir de tapas)」という文化があります。
友人や家族とバル(居酒屋)をはしごして、1軒で1杯+1品を楽しみ、次の店へ移動するのが一般的。
これがスペイン流の「食と社交の融合」。
料理を味わうだけでなく、人との交流そのものがタパス文化なんです。
タパスとピンチョスの違いって?
似たような料理で「ピンチョス(Pinchos)」という言葉もあります。
これは主にスペイン北部で使われる言葉で、パンの上に具材をのせ、楊枝で刺したスタイルが特徴。
ざっくり言えば、タパス=小皿料理、ピンチョス=一口サイズのおつまみと考えると分かりやすいです。

まとめ:タパスは料理以上の“文化”!
タパスは単なる前菜ではありません。
スペイン人にとっては「人と集まり、会話しながら料理を楽しむ時間」そのものです。
あなたもぜひ次の旅行やレストランで、タパスを注文してみてください。
スペインの食文化にぐっと近づけるはずです!